なんか適当に色々するアレ

PCいじりが基本かもしれない

e-tax関連のソフトがインストールできない・途中で止まる時に

      2017/10/01

e-tax、わざわざ窓口に行かなくても青色申告ができるのはとても便利ですね
そんな便利なe-taxですが、色々と関連ソフトウェアをインストールせねばならず、一度入れればいいとは言えちょっと面倒な部分も。
そして私も陥りましたが、どういうわけかインストール途中で止まる・・・
他所様の記事をとやかくいうつもりはないけれども、Google先生に質問して出てきたブログ等を眺めてみるもどうにも見当違いのことばかり書いてあったり、なんでそれで解決したのか不思議でしょうがない解決法が出てきたりでちょっとうんざり。私も気がつくまで結構時間がかかったんですが、関連ソフトウェアの動作条件やらを最初から必要なものすべてをざっと見直してようやく気が付きました。

ネット上でよく見かける解決法

「互換性のトラブルシューティング」を使用する方法

おそらく最もよく見かける、そしてなんとなく眺めているだけだともっともそれらしく見えてしまう方法
結論から行くとこれはとてつもなく見当違いの方法で、何の解決にもならないはずです。
互換性に問題があるようだったらそもそもほぼ正常にインストールされ、必要ファイルが全部配置された状態になることは稀です。一見レジストリ関連の調整で止まっているかのように見えますがハズレです。

カードリーダのドライバを更新する

これも結構見かけますがハズレです。Windows7ですら殆どの製品は勝手にちゃんとしたドライバが当たるものがそれ以降のWindowsでおかしなドライバが当たるほうがどうかしてます。そもそもe-taxソフト本体のインストールとはほぼ無関係です。

インストール先を変える

論外すぎます。インストール先を変えることで問題が出るようなソフトはそもそもインストール先変更ができません(インストールウィザード中にインストール先変更画面がない)※たまに例外的におかしなことになるものも無い事はないが、今日日そんなソフトはほぼ見ない

セキュリティソフトを一旦オフにする

全く効果なしというわけではないと思いますが、セキュリティソフト側で無反応な時点でハズレです。
これで引っかかってるようであればセキュリティソフトでポップアップ表示が出る等必ず何かしらの反応があります。
ウィルス云々ではなくファイアウォールが怪しく思えますが、e-taxソフト本体のインストーラは通信していないため無関係です

これらの対処法は大抵の場合で(100%とは言えません)無関係です


原因はたったひとつだぜ・・・たったひとつの単純な答えだ・・・

正解は「てめーは俺を怒らせた・・・」と言われそうなくらいシンプルな答えです。
前段で紹介したネットでよく見る解決法はすべて忘れてください。やる必要はありません。というか大抵の場合でやるだけ無駄です。

答えはjavaのインストールとjavaへのパスを通す

WindowsのPC全てにjavaが入っていると思うなよ!というかもうWindowsには標準搭載されてねぇよ!2008年だかそこらからもうjavaのプリインストールはしない!ってマイクロソフトが言ってるよ!それなのにさも「インストール済みでさくっと使える状態になっていて当然」と言わんばかりのお粗末さです。JPKIの利用者クライアントソフト設定における注意事項もご確認くださいと書かれたリンク先のPDFを覗いてみたらさらりとjavaで動く前提のことばっかり書いてあったからまさかね・・・と思いつつやってみたらこの有様だよ・・・

開発側からしたら入っていて当然かもしれませんが、使う側からしたらプリインストールでないものが必要なのに、それが明記されていないがために肝心なものがインストールできないというアレな状況に・・・

これが全ての原因だとは言い切れませんが、自分のPCで3回位同じでしたし、知人のPCも1回だけでしたがjavaのパスを通しただけであっさり解決しました。(全てWindows10、proとhomeどちらも)
javaにパスが通っているか確認したいときはコマンドプロンプトでも開いて「java -version」とでも打ってみればわかります。javaがインストールされていてパスが通っていればjavaのバージョンが表示され、javaがインストールされていない、またはパスが通っていない場合はそんなコマンドはないと怒られます。

javaのダウンロードはこちら

通常はjavaをインストールすればパスが通った状態になりますが、インストールしても「java -version」でそんなものはないと怒られる場合は下の記事を参考に「java.exe」へのパスを通してください。Windows10の場合は「インストールしたディレクトリ\bin」にある「java.exe」ではなく、「インストールしたドライブ\ProgramData\Oracle\Java\javapath」に「java.exe」が存在するようでしたら「インストールしたドライブ\ProgramData\Oracle\Java\javapath」へのパスを通したほうがいいかもしれません。
パスの通し方

念のためちゃんとマイナンバーカードが読み取れるか試したい人

マイナンバーカードの電子証明書確認等にはJPKIの利用者クライアントソフトが必要になります。ちゃんとe-tax導入のための国税庁のページにも書いてありますね。これを正常にインストールできるのであればe-taxソフトもちゃんとインストールされるはずです。逆にここでつまづく環境のPCは以降のe-taxソフト導入でつまづくはずです。
環境によっては利用者クライアントソフトのインストールはすんなり通るのにe-taxだけダメという特異な状況になったりもしますが、大抵の場合でどちら一方がダメなら両方ダメになります。

利用者クライアントソフトの動作条件

ここでWindows版にはとてつもなく大きな罠が待っています。
前提となる条件の中に、当然のことながらマイナンバーカード、住基ネットカードは記載されていますが、肝心のPCの側の環境がOSであったりブラウザのバージョンしか記載されていません。ICカードリーダすら書いていません。あまりにもお粗末すぎます。
流石にここらへんは書かなくてもわかるとは思いますが、PC側の利用者クライアントソフト動作条件に必要不可欠なjavaが記載されていません。これは酷い・・・
どういうわけか、圧倒的に利用者が多いはずのWindowsではこの体たらくで、なぜかmacはしっかりとjavaを入れろと書いてあるわけの分からなさ・・・

というか、利用者クライアントソフトにもe-taxにもjavaが必要って一言も書いてないのっておかしいだろう・・・
普通動作条件って依存するパッケージがあったらそれ明記するだろう・・・



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